映画

「湯道」感想

0
IMG_9141_20230315230814cb6.jpg

今回は映画「湯道」を見てきた感想を書きたいと思います。
映画レビュー久しぶりですね。

内容的にはシュールギャグ的な要素が多くて面白かったです。
そもそも華道・茶道等の伝統に並び立つものとして、入浴の作法を極める”湯道”があるというトンデモ設定があるので、そこを受け入れられるかどうかですね。
私はこういうの大好きです。

銭湯を畳んでマンションを建てたい長男と銭湯を存続させたい次男が対立するも、徐々に打ち解けていき…という感じのお話なんですが、良く言えば王道、悪く言えば陳腐な感じです。
私も見てて展開が予想出来る感じの映画だなあと思いましたし、人によっては退屈に感じるかも。
最後にずっと謎だったとある人物の正体が判明するんですが、正直「知ってた」って感じで特に驚きとかないんですよね。

ただそんな中でもすごく好きだったシーンがあって、長男の史朗が従業員の泉に自分の現状や正直な気持ちを打ち明けるシーンです。
史朗ってかなりプライドが高くて、銭湯のこともそれを続けてる弟のことも見下していて、第一印象はかなりムカつく奴なんです。
ただ退職してフリーの建築家になった途端上手くいかなくなったこと、自分は事務所に守られていただけで実力なんかなかったことを吐露し始めたところが本当に刺さるんですよ。
「自分には実力が無い」と認める苦しさは痛いほど理解出来てしまうので…。

あと、邦画って安易なラブロマンスやりがちっていう偏見があったんですが特にそんなこともなかったので良かったです。
本当にただの偏見なので「そんな訳ないだろ!」と思っても笑って許してね。

人と人との繋がりや優しさにほっこりする感じの映画なので、優しい気持ちになりたいときにおすすめです。
名作!ってほどでもないですが安定して面白いです。
天童よしみさんの歌もいいアクセントになってます。
気になった方は是非。

今日は別の映画も鑑賞したのですがそちらの感想はまた後日。
早いうちに書けるよう頑張ります。
スポンサーサイト



Comments 0

There are no comments yet.