映画

「バズ・ライトイヤー(吹替版)」感想

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本日は「バズ・ライトイヤー」を鑑賞してきました。

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SFとしては非常に迫力のあるシーンが多くて楽しかったです。
ハラハラドキドキする展開の連続で画面にくぎ付けになってしまいました。
序盤で出てきたアイテムや何気ない会話が重要な場面で活きてくるのはやっぱりディズニーらしくて好きです。

猫型ロボットのソックスも可愛らしくていいですね。
CMを見た時はただの支援ロボットって感じなのかと思ったら、本物の猫のようにゴロゴロ鳴いたり、自分の出したポインターにじゃれついたりとユーモラスな場面もあって癒されました。
しかも地味に優秀という…。

ちなみに公開前は声優が微妙という意見をチラホラ見かけたんですが、私的には殆ど気になりませんでした。
まあすっごく上手いって訳でもないんですが違和感なく見れたので問題ないかと。

ただこの作品は”仲間の大切さ”がテーマとしてあると思うんですが、そこが若干薄いかなあと思いました。
バズは何でもかんでも一人で解決しようと躍起になっているところがあって、そこを変えるには何か大きなきっかけが必要だと思うんですが、私が見た限りではなんか掌クルックルしてるだけにしか見えなくて違和感を感じてしまったんですよね。
全体的に展開がめちゃくちゃ早いのも原因かな。
まあ子供向けなのでそこはしょうがないかもしれないです。
クライマックスで全員力を合わせて着陸するシーンはすごく好きなんですけどねえ…そこに至るまでの過程が違えば涙流すぐらい感動出来たかもしれないなあと思ったのですごく残念。

あとイジーの宇宙恐怖症設定ははっきり言って蛇足かと。
彼女の成長を描くには明らかに尺が足りないです。
バズとザーグが戦っている中、宇宙に飛び出すシーンは完全にテンポを阻害してますし…。

驚いたのが作中LGBT要素を入れてきたことですね。
具体的に言うとバズの仲間であるアリーシャが女性と結婚する描写があります。
そういった要素を入れてくるのは別にいいんですが、ここでは彼女らの孫がメインキャラなので、じゃあ息子はどこから来たのって話になるので入れるべきはここではないのでは…って感じです。
見た目からアリーシャとイジーには血縁関係がありそうなので養子ではないのかなあ。
何らかのSF的テクノロジーで同性でも子供が産めるよとかそんな感じですかね…。
もう本国じゃこういう描写を入れるのが必須なんでしょうか…義務的に入れられた感が強すぎて私は苦手です…。

総評としては頭空っぽにして迫力を楽しむなら十分かなって感じ。
正直ストーリーはすっごく面白いとは言えないですが、やはり天下のディズニー&ピクサーだけあって映像のクオリティは高いのでそれなりに見る価値はあるかと。
因みに私はトイストーリーシリーズは全く見てないですが特に問題ありません。
むしろトイストーリー関連作だと思って見に行くとちょっとがっかりしちゃうかもしれない、多分。
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